ここ数年はよくライブを観に行っていたが、今年は震災などいろいろあって、ほとんど足を運べなかった。

そんな中で唯一、震災直前の3月1日にElvis Costello のライブにＯＧと行った。

事前情報をろくに確認もせずに行って当日驚いたのは、バックバンドもなく完全にソロのライブだったこと。でも、ギター1本によるグルーブの効いたビートには、もっと驚いた。ボーカルも生々しく、飾りのない分、歌そのものがストレートに迫ってきた。本当に感動的な素晴らしいステージだった。

 

"(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love And Understanding?"　は、Nick Lowe が作った曲で、1974年に Brinsley Schwarz としてリリースされている。Elvis Costello のバージョンは1979年に発表された3作目"Armed Forces"に収録され、Costelloのライブでは定番となっている。 当日も終盤に演奏され、会場のボルテージが一気に上がった。

 

この曲は昨年（2010年）観たJackson　Browne　と　Sheryl Crow　のステージでも2人デュエットで歌っていた。 また、残念ながら行けなかったが、震災後の8月に来日したオリジナル作者のNick LoweのBilloroad　東京でのライブでも、感動的な演奏を聞かせてくれたようだ。

改めて歌詞をみてみると、今の不透明な時代にとても響く内容に思う。来年2012年は、世界中が　peace, love, understanding　に満ち溢れた良い年であるように願っている。　（MG)

 

♪As I walk through　

　This wicked world

　Searchin' for light in the darkness of insanity.

　I ask myself　

　Is all hope lost?

　Is there only pain and hatred, and misery?

　And each time I feel like this inside,

　There's one thing I wanna know:

　What's so funny 'bout peace love & understanding?

 

*Nick Lowe　(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love And Understanding?　1974